定規にストッパーが付いているやつで、同じ寸法をマーキングする際や、スライドして平行に線を引くことができるものです。
主に木工に使うので、少し大きめのストッパーで製作し、ズレにくいようにしました。
使用したもの
メインの材料
ダイソーで購入したもの。
後で分かったのですが、購入したステンレス定規は、端からのメモリではなく、端から3㎜のスペースがありました。
これだと、端から測ると毎回3㎜を引く(足す)しないといけないので面倒です。購入するなら、定規の端が0メモリになったものを選んだ方がよいと思います。
定規を置く位置を決める
どの位置に定規を挟むかを決めます。通常は真ん中を選択すると思いますので、センターにしました。
定規のサイズは、幅が26㎜。これは正確に26.0㎜でしたので、採寸には信頼がおけそうです。
MDF材は幅が100㎜なので、端から37㎜の位置に、できるだけ直角の線を引きます。
両面テープを貼る
PPシートを貼るため、線に沿って両面テープを貼ります。
PPシートを貼る
PPシートは、端ギリギリに貼るのではなく、両面テープと同じように、端から少し離して貼ります。
反対側にも同様に両面テープを貼って、PPシートを貼ります。
MDF材を張り合わせる
貼り付けたPPシートの上に両面テープを貼ります。
端から両面テープ&PPシートを離した方を基準として、MDF材を張り合わせます。
写真でいうと、下の部分が基準面となり、それに合わせて垂直水平を出していきます。
ガタがないかチェック
張り合わせたら定規を入れてガタがないかチェックします。もし、若干のガタが出た場合は、PPシートを押すと若干ですが調整可能です。そのための両面テープ接着です。
重しをしてより強く接着する
どこの家庭にもいる白いデカイ猫をMDF材の上に乗せ、しっかりと張り合わせます。
木ネジで固定する
100×100㎜のMDF材で作る場合、マーキングゲージは2個同時にできます。なので、半分に切ることを想定して、各所にネジ穴をあけて固定します。これでズレることはありません。
定規留めネジ
写真では分かりにくいですが、つまみネジはφ3㎜なので、φ2.8㎜など少し小さめのドリルで穴をあけ、グルーボンドを溜めておけるように、φ5㎜のドリルで、深さ2㎜ほどの穴をあけ、ボンドが溜まるようにしています。
その穴にグルーガンでグルーボンドを流し込んでいるところです。
流し込んだ後、冷え固まったグルーボンドをカッターで切ったところです。これで、ナットを使わなくてもつまみネジがスッポ抜けることはないでしょう。
問題ないか、定規を入れてネジを締めてチェックします。
カット
基準面を頼りに、垂直並行を気をつけながらカットして二分しました。(カッティングは丸鋸(自作のテーブルソー)で行いました)
スコヤでチェクしましたが問題ありませんでした。スコヤを持っていない場合は、残りのMDF材を使って、定規と木材が直角であるかを確認するとよいでしょう。ただし、少しくらいズレていても、採寸にはあまり問題ないと思いますので、神経質になりすぎることはないでしょう。
塗装
これは随分昔にコストコで購入した、粘着性のあるGlad ラップ。塗装時やボンド使用時に下敷きとして重宝しています。
塗料は、片方はオイルステイン(ウォルナット)を使い、一方は水性塗料のマホガニーを使って塗ってみました。
MDF材は、オイル系は吸い込んでいきますが、水性系は弾くようになります。特に切断面は吸い込み、平面部は弾きます。
こんな感じで仕上がりです。手触りはオイルステインに軍配が上がります。
完成
失敗したのはこれ。端からのメモリではなかったんですよね……。毎回3㎜考慮しないといけない。
採寸、平行線の引き具合などはばっちりです。ストッパーを大型化することで木材への密着感が増し、良い感じになりました。