工事用に使う、チョークラインや下げ振り糸をアシストラインに使うというのはよく知られていますが、コシが弱いために、わざわざ中にカーボンやナイロンラインを入れて使うことがあります。
でも、通すのがすごくめんどうで、ふぅ、と思ってもまだ20㎝かよ! レベル。
ライン通しを途中で置いたままにしておいたら、猫が遊んでラインが抜けていました……。
てなこともあり、簡単に加工してみました。
ラインの太さ
上からシーハンター10号、チョークライン(太)無加工、チョークライン(太)原液加工、チョークライン(太)希釈加工です。
太さ的にはチョークラインはジギングのアシストラインくらいの太さになります。タイラバやSLJなど、ライト系には少し太い感じです。
ライトゲーム用の太さには中くらいがよいのですが、たくみのチョークラインには、細か太しかありません。でも、釣れないわけではないので、問題ありません。
ただし、コシが弱く、フックが暴れたり、長いと絡んだりすることがあります。
そこでコシを作るためにコーティングしました。
材料は、ビニル用ボンド(コニシ)と、ラッカー薄め液。
ボンドの原液と2倍に薄めたものを作ってみました。
希釈は3倍くらいがちょうど良いかも
PPのタッパーにラッカー薄め液を入れ、ボンドを投入します。目安で2倍ほどの希釈にしました。
適当な長さに切った、チョークラインを沈めて、ボンドを吸わせます。
PP板の端材に穴を開け、ラインを通して無駄なボンドを落としながら引き上げます。
ラインを吊り下げ、ヨレができないように重しをつけてぶら下げ、1時間ほど乾燥させると出来上がりです。
適度なコシができた
90度に折り曲げてみたところです。
最初の写真と順番が入れ替わっていますが、右から二番目が約2倍に希釈したラインです。
折れ曲がりも少なく、良い感じにできました。乾燥させるときに、できるだけ引っ張って伸ばすと編み目が伸び、ラインが細く仕上がるようです。
フックに結んだ感じ
チヌバリ7号に外掛け結びをしてみました。
太いから抜けるかと思いましたが、ビニルボンドが良い具合に滑り止めになり、結び目をしっかり締め込むことができました。
太いので結び目も太くなりがちですが、ジグ用には全く問題なさそうです。
まだ実際に使っていませんが……。