渓流釣りをしていてブユ(ブヨ)に後頭部を数箇所刺されてしまったときには、2週間くらい痒くて痒くてたまりませんでした。(ある釣り系の女性ユーチューバーは内側脚の付け根を刺されて悶え苦しんでいましたが 笑)
そんな思いをしてから、山に入るときにはハッカ油スプレーが欠かせなくなりました。
荷物を少なくするため、小さなボトルに入れてジャケットのポケットに入れて持ち歩くのですが、10mlくらいしかないので、使うときに中身が空だったということもありました。
ボトルを大きくすると嵩張るので躊躇していましたが、セリアのカード型スプレーボトルを発見したとき、急いで買いに行きました。
またハッカ油は効果の持続時間も短く、1〜2時間おきくらいにスプレーする方がよさそうです。
効かない状況も多い
これを吹き付けておけば安心ではありません。
雨後の渓流や登山など、湿っているときの倒木付近(特に杉の葉が重なっている場所)で多く見かけます。
これが10匹くらいならなんとか振り切れるのですが、それ以上になるとお手上げになる状況も。
夏場はスプレーしても汗ですぐに流れて効果が薄れてしまうため、スプレーが追いつかないことも。
ブユの集団に襲われたら速攻で逃げるか、動きを止めないようにしましょう。
肌の露出はもちろん、肌にフィットした服を着ていると速攻で刺されます。
チクッと感じた時にはすでに遅く、振り払っても次々刺してきます。
蚊のような刺され跡がブユで、赤く腫れているのがアブ。実際は写真よりも色濃くでます。
こんなことも想定して、市販の虫除けスプレーなども併用した方が万全です。
刺されてすぐに痒くなることは少なく、帰ってからじわじわと痒くなり、その晩くらいには気になってじっとしておけないくらいになります。
またブユは蚊のような刺し跡ですが、少し痛みを伴って腫れるのはアブです。
私の経験上、ブユはお構いにしにどこにでも刺してきますが(特に腕、脛、後頭部、髪の中にも入ってきます)、アブは見えない部分にとまるので注意。
虫除けハッカ油スプレー基本の分量
ハッカ油は個人によっては合わない場合がありますので分量に注意が必要です。初めて作る場合は、ハッカ油を少量ずつ試すのがおすすめです。
通常の生活圏では蚊がメインの害虫になりますが、山など自然の中に入るとブユ(ブヨ)など刺されると症状が強く出る害虫もいますので、ハッカ成分を強くして対応するのが望ましいようです。
一般用
◯エタノール(無水・消毒用どちらでもOK)/10ml
◯ハッカ油/3〜4滴
◯精製水/90ml
登山用
◯エタノール(無水・消毒用どちらでもOK)/10ml
◯ハッカ油/5〜6滴
◯精製水/20ml
セリア カード型スプレーボトルのスペック
・サイズ 約56×11×84㎜
・容 量 20ml
・素 材 本体/ポリプロピレン、シリコーンゴム、ポリアセタール、ステンレス
液体はミスト状に噴出されます。
補充口は上部、上部センターを押すとミストが噴出されます。
ミストの精度はあまりよくなく、出始めと終わりに液体が出ます。
ハッカ油スプレー作り
自分はかなり濃いめのハッカ油が好みなので、以下の分量で作りました。
◯無水エタノール/13ml
◯ハッカ油/7滴
◯精製水/17ml
無水エタノール13ml
化粧品コーナーなどにある、注射器を使用すると便利。消毒用エタノールの方が単価が安く手に入ります。
ハッカ油7滴
これは注射器で吸うほどの量はないので、ボトルから直接入れます。注ぎ口を下に向けると自然に雫となって出てきます。
精製水を17ml入れる
購入する際はできるだけ少ない量をおすすめします。写真はそれぞれ500mlですが、数年持ちます……。
ボトルが満タンになる
ギリギリの満タン状態になりました。これで量は十分確保できました。
あれ? 漏れる?
注ぎ口を下に向けてシャカシャカ振ってみると、かすかに液体の感触が。
う〜ん、微妙に漏れてますね。
まぁでも、1シーズン使用には問題ない程度でしょう。これでケチることなくガンガン使えそうです。
成分別虫除け
ディート(濃度30%)
屋外での使用にはこれ。忌避効果が高いのですが、強いため子供には制限があったり、幼児には使えない場合があります。
イカリジン(濃度15%)
主に屋内での対策に優れていますがお子さんに使うにはこれが安心。年齢が制限されることなく使えるものが多いようです。