ABSフィラメントで制作していたのですが、どうも洗浄液との相性が悪く、時間の経過とともに溶けてしまうようです。
なのでPLAで作り直したり、形状を見直したりしながらバージョンアップしていました。
↓元ネタ
んで、プロペラ&ザルの形状がほぼ完成したので、最終形を作ってみました。
容器はスクリューパック(900mL)
通常は長いもの(量産のため)を洗うことが多いのですが、最近は洗浄前にパーツを外してから洗うことが多くなりました。
理由は、隅々まで綺麗に洗えるからです。
と、洗浄液をケチってるからです 笑
セリアではお茶と書かれた容器が同じもので、緑色のキャップで売られています。
またこれらの容器ではなくても、素材がポリプロピレンであって、底面ができるだけ平らであれば使うことができます。

自分の使い方
自分の洗浄方法は、容器に洗浄液(Hiroba Zero ECO FRIENDLY バイオエタノール)を700mlほど入れ10分間洗浄し、ステンレスの茶漉しで濾過しながら洗浄液を容器に戻し、キッチンペーパーを敷いた平ザルに造形物を置いて数時間〜1日ほど乾燥させています。
造形物がほとんどブラックのABSなので洗い残しはほぼ見えませんが、洗浄液が汚れてくるとベタつきが多くなり、洗えていないことが分かります。
最近はそうでもないのですが、購入してから1年くらいは毎日のように造形していましたので、洗浄液が静まってレジンが底に溜まることはほとんどなかったです。
2〜3日おけば底面に沈んで洗浄液はそこそこ透明度を取り戻すのですが、量がすくないこともあっていつも濁った状態となっています。
なので、綺麗になる具合を見てから洗浄液を交換しています。

レジンって、どうやってもベタついて汚れるんですよね〜。
特に猫がいる我が家は、毛がまとわりついて困っています……。
早速造形
造形したプリンターは、Creality Ender 3 S1 Pro。
もう二世代ほど前の機種になってしまいましたが、活躍中です。
んで、作ったのはこれ。

ザル(網目のもの)のサイズが大切で、容器に対して小さいと造形物が挟まったり下部に落ちて回転が止まることがあります。
なので、できるだけ隙間を開けない方がトラブルは少なくなります。
フィラメントはPLA+。
組み立てる
まず、容器の底面(内外)を紙やすりで平らにしました。
ここってセンターの出っ張りと印字があるのですが、邪魔になります。


センター位置を丁寧に測り、ネオジム磁石を貼り付けます。
接着は、削っているため瞬間接着剤だけでもしっかりくっ付きます。




セリア・ダイソーパッケージは違いますが、サイズは同じです。
23㎜を2個、16㎜を4個使います。




次に、土台となるパーツの裏に磁石を貼り付けます。
ギリギリで穴をあけたのでグッと押し込むだけでも取れにくいのですが、用心のために百均でも売られているセメダイン3000で接着。
百均の中ではこの3000が最強かも。
次にプロペラ土台に磁石を埋め込みます。



ここもきっちりに設計しているのでググッと押し込むだけでセットできます。
ペンチを使うと楽に行えました。
外れた場合はグルーボンドで上から接着すれば、外れにくくなります。




あとは順番にはめていき、ネジで留めて完成です。

取り出す際に引っ張りやすいよう、棒もセットしました。
容器がぐらつく場合
容器がぐらつくと、回転時に暴れてしまいますので、対策用の部品も制作。

接着してもしなくてもよいのですが、磁石よりも深く作っているので、容器が安定します。
ちょっと説明不足なところもあるけれど、これで当分は作り直さなくても大丈夫そうです。
ちなみにPLAでの耐久性は不明です。
現在3ヶ月ほど経っていますが、まだ壊れる兆しはなさそうです。
やはり、洗浄液ができるだけ付着しないようにしておくことが大切なようです。