「これ直して」と手渡されたのは、船上に置いていた洗車用脚立。
船長が座るのに使用していたもので、2、3年といったところ。
5,000円くらいで購入したと思われるもの。
なので、できれば500円くらいで直したいところ。
ホームセンターとダイソーを徘徊して思いついたのがこれ。
ダイソー ステンレス取付金具 約300mm


嬉しいのが日本製ということ、これなら素材はちゃんとしているはず。
1本入、長さ300㎜幅18㎜厚さ2㎜、穴の数12個。
ダイソーで売られているステーは短いのもあるけど、これが一番長いというかこれだけ極端に長い。


金属ステーって、想像以上に高いんですよね。
普通に買えば30㎝でこの厚み、素材なら1,000円くらいします。
脚立のサビを落として部品を外す



まずは部品を外します。
錆びているから叩いたら壊れるかと思ったら、どんだけ叩いても外れない。
仕方がないので、裏面からリベットの留め具をドリルで削って飛ばし、さらにリベットの穴に釘を差し込んでハンマーで叩き出すと、あえなくポロッと。
一箇所だけアルミまで腐食していましたが、まぁ、まだ大丈夫そう。
ステーの位置決め





ステーのと脚立のリベット穴の径はありがたいことに5㎜で同じ。
穴に合わせて位置を決めると、半分の場所で切れば片方は加工なしで穴の位置がジャスト。
もう一方は片方の穴にネジを差し込んで、ステーの穴に合わせて脚立に穴をあけました。
アルミなのでスカッとあいて加工しやすい。
ネジ留めして完成

ステーをグラインダーで半分に切るため外に出ると、吹雪。
足で押さえながら切っていると途中で動いて切断面が汚くなってしまいました。
あまりの寒さに補正もせず帰ってきました。
ここで問題発生。
M5サイズの同じネジが8本ないし、ナットもない 笑
仕方がないのであるものを総動員させて締め込みました。
おまけにネジロックが見当たらないので、ネジは瞬間接着剤で固定しました。
片方は叩いても蹴っても大丈夫だったので、一方の修理のみ行いました。
合計700円くらいで修理できたかな、ステーよりもネジの方が高い。

暗ければ雑な修理もめだたず 笑