数年前、コロナ禍で釣りがプチブームになった理由の一つに、常温保存できるアミエビがありましたが、ついにダイソーからも販売されました。
釣り人目線からみると250gは少ないですが、たまにしか釣りをしない人から見るとちょうど良いサイズ感です。
内容についても、釣り人目線では使いにくい品質ですが、使い方を工夫すれば問題ありませんので、使い方のコツも書いていきます。
常温保存タイプ アミエビ 約250g


ついにというより、やっと出たって感じですね、発売日は2025年4月27日だそうです。
釣りエサはどんどん高騰していて、20年ほど前と比べると3倍くらいになっています。
特に生エサと呼ばれるオキアミやアミエビは手軽に使えないほど高くなってしまいました。
常温保存のオキアミやアミエビはあったのですが、そんなときにサビキ釣り用に向けられた常温タイプでキャップが付いたアミエビが発売され、ブームになりました。
きっかけは、視聴率の高いテレビ番組でマルキユーのアミ姫が採り上げられたのが記憶に残っています。
商品名:常温保存タイプ アミエビ 250g
容 量:約250g
価 格:220円
販売元:株式会社 千歳






聞いたことあるような会社名ですが、住所で調べると普通の一軒家になっています。
住所は福岡県東区舞松原なのですが、近くにヒロキュー(広松久水産)本社があるので、もしかしたら卸元はヒロキューかもしれません。
しかし、福岡には釣まん(西京物産)や海郷もありますので定かではありません。
品質について
品質自体は問題ないのですが、そのままサビキ釣りで使うともったいないことになるので注意が必要です。

袋にキャップなどはついていないため、端をカットして中身を出す仕様です。
残ったらタッパーなどに入れて保存できそうですね。


イラストはイメージですってのがいいですね 笑
「アミエビが入っとらんやないか!」というツッコミを防げそうです。
で、内容はこんな感じ。

そうなんです、粒がないんです。
明太子でいうとバラ子以下で、明太マヨって感じでしょうか。

通常はこんな感じでアミエビ自体が原型をとどめています。
まぁ、とどめていないものもありますが、釣りの意識が高い人ほどツブを好みます。
使い方
粒がないドリップなので、そのままアミカゴに入れるとダダ漏れ状態になってしまいます。
ある程度粘土があるので空中で漏れることはないと思いますが、海中に入れると溶ける速度が早く、カゴからどんどん流れ出そうです。
魚が集まっている時はこれで問題ないですが、魚を集めているときにこれだと、集まる前にアミエビがなくなってしまいそうです。
こういったドリップ状態の場合、通常は集魚材を混ぜて使用します。
ダイソーで揃えるならパン粉がおすすめですが、できれば釣具店に行ってパン粉か集魚材を購入した方が無難でしょう。
また小麦粉を混ぜてこねれば練りエサになりますのでおすすめですよ!
練りエサを作る場合はアミエビをわざわざ潰すので、その手間が省けて逆に大助かりです。
その際、できるだけ水分を絞ってから混ぜた方が作りやすいですよ。
なぜ粒がないとイマイチなのか
粒がない場合、魚が口にするものがないため、臭いと煙幕だけで誘うことになります。
そうなると魚の寄りが悪く、集まってもすぐに散ってしまいます。
でも、中国産のアミエビは潰れていることが多いので、釣具店で購入しても原型を留めていないものが多く売っています。
特に解凍済みのものが多いようです。
ちなみに、冷凍されたブロックのアミエビを購入した場合、解凍時に袋のままお湯につけて行うと、半分ボイルされて粒がしっかりするのでおすすめです。