2025年7月8日・9日 新作テンヤ大詰めと熱帯夜からの無風激アツ

夜中の3時半に起床、待ち合わせは4時半、出港は5時10分ごろ。

すっかり夜は明けて明るくなってからの出港。

起きた時から暑かったけど、海上も無風で湿度が高く激アツ。

まだ6時前なのに、じっとしているだけでも顔から流れるように汗が滲み出てくる。

スタートアウト

二投目くらいだったかな、ボトム付近でアタリがあったのでアワせるとグイグイと大きく引き込んでいきました。

先週のバラシがあったので追いアワセを入れてやり取り開始。

想像以上に引くもんだから、少しドラグを締めて対応。

っと、ものの5秒でラインブレイク。

多分アコウの50cmクラス、残念。

もうね、入れ食いです

冷凍エビを50尾ほど持ってきていますが、仕掛けをボトムに着底するたびにアラカブが釣れてくる始末。

なので、エビをケチりながら釣っています。

具体的には、いつもやっているのだけれど、頭がとれたエビや、アラカブが釣れたときに残っているエサを捨てずにとっておき、2本のフックにぞれぞれエビを付けるというもの。

バランスが悪いと仕掛けが回転して悪いのだけれど、アピール力が増すので食いはまぁまぁ良かったりします。

新作テンヤの調整

関門一つテンヤ

スイベルなし、塗装なしでテスト(孫バリは口側に付けた方がグッドでした)。

本日の誘い方は、シャくり上げた後、オモリを追いかけるよう着底までティップを下げるやり方。

着底が分かりやすく、毎回どれくらい仕掛けが流されるのか把握しやすいし、着底すぐのアタリを取りやすくなります。

たまにストンとオモリだけを落としたりもしていますが、ドスンとボトムを叩くように落とすとアラカブがすぐに食ってくるので、できるだけソフトに着底させるイメージで操作。

やっときました

関門一つテンヤ

35cmほど。

着底寸前で食ってきました。

その後、25cmを追加。

さらにその後、釣れない……。

アラカブは入れ食いなのにマダイが釣れない。

アコウは釣れるけど、20cm以下ばかり。

Y船長久々の良型

そんなとき、Y船長が50cmのマダイを釣り上げました。

久々の良型でとても嬉しそう。

だいたい、船長が釣れる時は私が釣れないことが多い。

釣りに慣れている人から見ると船長の釣り方は「いいかげん」と思う釣り方 笑

細かなことが大の苦手な人なので、おおまかに想像しながら釣っている感じ。

着底もあまりわかっていない様子で、毎回根掛かりが10回くらいはしています。

そんな特殊な釣り方なのだけれど、釣れるので釣りは大変面白い。

私が見る限り、釣れる要因は仕掛けの遊びだと思います。

なので、マダイが浮いているときやタナが落ち着かないときによく釣ります。

対して私は基本に忠実で、フォールから着底までの食わせを考えて操作しており、オモリとエサの遊びはほぼない感じだと思います。

どちらがよく釣るかで言えば私の方が数は多いのですが、マダイのサイズだけでいうと、Y船長の方が良型を釣っている確率は高いように思います。

Y船長と私の中間点が多分正解

Y船長と同じ仕掛けで狙ってみれば正解に近づけるのだろうけど、それでは面白くありません。

つか、フックユニットは私が作っているのですが、フックサイズが2回りほど通常よりもでかいものを使用しています。

Y船長の釣り方は、誘い方も適当だし、着底が分かって操作しているそぶりもなく、ラインの張りやフォールスピードなど気にもしていません 笑

もう一つ付け加えると、潮が速い時や風が強い時はほぼ釣れませんので、「釣りにくい=釣れない場所」というように認識しているようです。

なので、誰かが釣れても自分が釣りにくければすぐに流れのない場所へと移動してしまいます 笑

こういう船長と一緒に釣りをすると、腕を磨けること間違いなしで、商品の開発に役立っています。

当日は、すごく暑くいので午後10時前に切り上げることにしました。

「明日も行こう」というY船長の言葉で納竿。

帰ってすぐにテンヤ製造

本日の収穫は

  • フックシステムの改良
  • 塗装すると釣果が違うのでは?

フックシステムは、フォール時に遊動テンヤならではのオモリが離れてフォールするように改良。

オモリは塗装なしの無垢で使っていたけど、塗装ありではどう変わるか。

という2点を明日は試したいので、帰ってから急いで制作開始。

6号と8号を作り、バリ取りはそこそこに、パテ埋めはなしにして、脱脂➡︎セルロース下地➡︎ホワイトサーフェイサー➡︎蛍光レッド➡︎ウレタンクリア1回塗りで明日に備えました。

翌日は早起き

「今日は遅かったから、明日は30分早い4時集合で!」という約束だったのですが、Y船長はいつも待ち合わせ時刻前後にくるので、3時50分着で待ち合わせ場所に到着すると、8分遅れでY船長がきました。

こないかと思って何時に帰ろうかと考えていました 笑

出港は夜が明ける寸前の4時40分ごろ。

ありがたいことに曇っており、風もそこそこ吹いています。

本日の潮は昨日とほぼ同じ動きの予定で、ポイント到着時にはラインが見えるか見えないかくらいに明るくなっていました。

関門一つテンヤ

到着した時は1ノットありましたが、すぐに0になった(完全には止まらない)のですが、風速3mという少し強めの風が吹いており、潮の流れと風の向きが逆なので仕掛けがぐんぐん流され(船が風に押されるため)ます。

そしてすぐに、アラカブパーティーが始まりました。

関門一つテンヤ

まずは1尾目、サイズは35cmほど。

これも着底寸前で食ってきました。

昨日と違うところ

テンヤのカラーを蛍光レッドに変更
フックユニットを変更
誘い方を派手にする

エビは昨日と同じ、冷凍芝エビを解凍し、塩水にうまみ調味料を溶かした塩水にさっと潜らせて再冷凍したもの。

ただし昨日と違って風がけっこう強い。

しかし、流れはあまりないのでテンヤは6号でギリギリ着底が分かる感じです。

2尾目は派手な誘いで釣れました

段シャクリしてからのフォール後、半分くらい落ちたところでもう一度大きくシャクってフォールさせるとガツンとアタリ。

この35cmほどのマダイでなんとなく本日のパターンが分かったので、同様にアピール強めで狙っていると、再度アタリでまた35cm、次は20cm。

こんなに誘いを入れていても、マダイが食わない時はほぼアラカブが釣れます。

当日のエビ使用数は、60匹ほど。

関門一つテンヤ

試しに着底後じっとしているとフグが釣れました。

暑くなる前に退散

風が強く船が長されるため、テンヤがぐんぐん流されます。

本日の大きな収穫は、このテンヤ、エサがなくなると引き抵抗が軽くなるためすぐに分かることです。

無駄な時間が節約できるようになるため、釣れる確率もグンと上がるはずです。

フックユニットはこれで決定しそうですが、シンカーよりも下にスイベルがあるため、シンカーよりも上にスイベルを付けたフックユニットよりもヨレが出やすくなるようです。

このため、いつもは4号のリーダーを使っているのですが、2.5号と下げてみました。

ヨレは少しですが解消されました。

関門一つテンヤ

それと、赤系のシンカーはアラカブがよく釣れるというのは間違いないですね。

普段はアラカブは持ち帰らないのですが、久々に尺超えアラカブを持って帰りました。

予定通り、9時に撤収しました。

新テンヤの課題

新しく開発中のブレードテンヤは、今まで作ってきたテンヤの中で、オールシチュエーションで一番アタリが多いようです。

本当は色を塗りたくないので(面倒だから&コスト面)、もっと無垢とカラーで実釣を重ねる必要がありそうです。

つか、塗装するならブレードなくてもいいのかも?

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